今年一番の映画だった『ダークナイト』もそろそろ終映が近づいて来ました。
109シネマズ川崎に、11月にはIMAXシアターが作られるという話があったんですが、なんと残念なことに『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の公開延期によってIMAXシアターのオープンも来夏に延期 オープンしたら真っ先に『ダークナイト IMAXバージョン』を上映してくれると思ったのになあ…。
そんなガッカリ感が漂う中、クリスチャン・ベールの良い報道は久しぶりで嬉しいです。
まだ記憶に新しい方がほとんどだと思いますが、まるで『ダークナイト』の日本公開時期に合わせたかのようにクリスチャンが家族に暴行して逮捕されたという報道がなされました。
イギリスでの刑法は、証拠も何もなくとも、とりあえず身柄を確保するため逮捕してそれから事情聴取という形をとるそうです。日本と刑法が違うのに鬼の首をとったかのように「暴行で逮捕!」と騒いだテレビ局。本当はすぐに嫌疑が晴れて釈放されたし起訴もされなかったのに、そういう続報はいっさい流さないマスコミ。
特に憶測でクリスチャンがまるでDVの常習犯かのように決めつける発言をしたフジテレビの「めざましテレビ」の大塚範一さん、高島彩アナウンサー、軽部真一アナウンサーは今でも許せないです(私は根に持つタイプなのだ!)。
ハリウッドゴシップに詳しいABC振興会によれば "クリスチャン・ベールにはパパラッチにすら礼儀正しいナイスガイといわれているんで" とあります。私も2回ほどバットマンのプレミアで間近で会いましたけど、ひとりひとりファンに名前を聞いてサインしてくれる礼儀正しさは、どのハリウッドスターにも真似のできない、本当にすごくいい人だと感じました(だから惚れた)。
あと、クリスチャンは子供の時に両親が離婚し父と暮らしました。今回息子を訴えた母と姉とは金銭的な問題がからんでいたことも容易に想像できます。それなのにこういう事件が起きた背景も報道しないし。
と、好きなスターの事件報道を目の当たりにして、マスコミというものが長野サリン事件の河野義行さんの冤罪事件から何も変わっていないのだという感を強くしました。今でも毎日、これと似た報道がなされているのでしょう。情報の受け取り手側としては、けっして報道をうのみにするのではなく自分の頭で考えることが大切なんだと思います。